和菓子が好き。

減量生活を続けていることもあって、我が家のおやつはもっぱら和菓子。
隣街に、美味しい和菓子屋さんがあるのです。
商店街にある古い小さなお店で、お団子とかおまんじゅうが美味しいの。
年季の入ったご主人も奥さんもパートのおばさんも、みんな気さくで、地元の常連客も多いようです。
我が家のお気に入りは、お団子。
みたらしは焦げ目がしっかりついて香ばしく、タレの甘辛い加減もちょうどいい。
あんこ(こしあん)もみずみずしいし、お団子もほどよくもっちり。
こんなに美味しいのに、いつも「お買い得」の札がついていて、一本60円!すばらしい。
6月に入り、夏の定番、麩まんじゅうが出ていました。
このあたりでは評判の麩まんじゅうで、わざわざ電車に乗って買いに来るひともいるらしい。
わたしはお隣の奥さんから、「ここの美味しいのよー」とおすそ分けいただいて知りました。
もちもち感がありながら、つるりとして、のど越しもひんやり爽やか。
夏の夕立のあとの心地よさを思わせる美味です。
高級店や有名店のお菓子も素敵だけれど、地元から愛されるお菓子屋さんは、何度でも通いたくなる心地よさがあります。
わたしの前のお客さんは、3ヶ月のベイビーを連れた若夫婦でした。
「お母さんがね、ここのお赤飯が大好きなのよ」
「柏餅と茶饅頭も旨そうだよ。これも買っていこうよ」
そんな会話が聞こえてきて、やがて若夫婦は大きな包みを抱えて店を出て行きました。
「お客さんは、みたらしとあんこ、あと麩まんじゅうだね」
ご主人がわたしの注文を確認します。
「こちらの麩まんじゅう、おいしいですよね」
「そうね、評判いいみたいよ。夏中置いているからまたどうぞ」
お代を渡すと、ご主人がすこし首をかしげました。
「お客さん、こちらの方?」
わたしは意味がわからないという顔をしました。すると
「いや、商店街のスタンプシールがいるかなと思って。あまり見かけない顔だから」
「ええと、この街に住んでいるんじゃないんですけれど、シールいりますお願いします」
つい、そう返事をしてしまいました。
そんなわけで、ただいま隣町の商店街のスタンプシールを集めています。
この次は水羊羹にしようかな。
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ミックス粉なんていらないよ!ふっくらホットケーキ。

「ホットケーキ作ろうと思ったんだけど、ホットケーキ・ミックスがないから作れなーい!」
なんて、言ったことありませんか?
いまどきはミックス粉の全盛期。
ホットケーキ、マフィン、クッキー、パン、天ぷら粉、から揚げ粉、プリンにゼリーに、ありとあらゆるものにミックス粉があります。
手軽で失敗なしで、たしかに便利かもしれないけれど、それってホントに必要?
材料表示をよく見ると、いろんなもの(カラダにあまりよくなさそうなもの)が入っているの、ご存知ですか。
さて、ホットケーキに話を戻すと、ミックス粉がなくてもダイジョウブ。
美味しいホットケーキはちゃんとできます、それも手軽に。
材料だって、特別なものはありません。
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【ふっくらホットケーキ】の作り方; 約20センチのフライパン1枚分
材料; 卵(S)1個、卵黄1個(省略可)、牛乳カップ1、バター大さじ山盛り1(電子レンジにかけて溶かしておく)、砂糖大さじ半分、小麦粉カップ1、ベーキングパウダー小さじ1
※卵がMサイズだったら、小麦粉をカップ1とすこし(240ccくらい)に増やしてください。
※生地の様子をみて、牛乳の量は微調整してください。
作り方;
1)ボウルに卵と卵黄を入れて混ぜ、牛乳、溶かしバター、お砂糖を加えてよく混ぜる。
2)小麦粉とベーキングパウダーをふるって、ボウルに加え、粉っぽさがなくなるまでよく混ぜる。生地の硬さは、おたまですくうと、ポッタリトロトロとゆるく流れ落ちる程度。
→「ふるう」のは、粉類をビニール袋に入れて、口を閉じて、シャカシャカ振るのでOK。
3)フライパンにオリーブ油とバター少々(分量外)を入れて火にかける。生地を流しいれ、フタをして弱火で焼く。途中、裏返して裏面も焼く。(裏返すときに、いったん火からおろして、濡れ布巾の上に置くと、裏面が焦げにくい。とにかく焦げないよう気をつけてね!)
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焼きあがったらすぐに、バターを真ん中に乗せて、はちみつをたっぷりかけて、さあ召し上がれ!
生地は意外と弾力があって、フォークを押し付けても、ちゃん押し返してくる。
断面をみると、ほら、生地がタテにふくらんでいるのがわかるでしょう。
このしっかりふっくらは、ショートケーキなどのスポンジにはない、ホットケーキならではです。
それと絶対欠かせないのが、バターとはちみつ。
ちょっと高級にメープルシロップでもいいのだけれど、おうちで食べるホットケーキは、やっぱりはちみつがお似合い。
溶けたバターとはちみつが中まで染み込んだところは、しっとりジューシー。
甘くてほんのりしょっぱくて、ほっぺたが落ちそう!
ホットケーキが上手にできたときはいつも、小さいとき大好きだった「ちびくろさんぼ」の絵本を思い出します。
トラがぐるぐるまわって溶けたバターでつくるホットケーキは、こんな感じだったのかな。
「ちびくろさんぼ」は後に、大人の事情に振り回されることになるのですが、昭和の子どもにそんなことは関係ない。
おいしそうな黄色の挿絵とあいまって、あのホットケーキは子どもたちの憧れでした。
大人になると、薄くて小さいパンケーキの方が断然オシャレ!と思うときもありましたが、やっぱりホットケーキは特別。
なつかしいママの味。
といっても、当時、わたしの母はミックス粉を愛用していたのですけれどね。
「ホットケーキ、おいしーい!うまーい!」
久しぶりに食べた夫は何度もそういい、おこぼれに預かったイヌは、何度もしっぽをふり…。
わたしは病気だから子どもをもてないけれど、大小並んだ笑顔をみると、なんだかママの気分。
この翌日、母にも作ってあげたら、子どもみたいな顔で大喜びでした。
ミックス粉を使っていないのよ、と強調したかったのに、“子どもたち”は食べることに忙しく、どうやら馬耳東風。
まあね、笑顔がいっぱい見られたから、そんなことはどうでもいいかな。
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ご挨拶は、五色の美しいお干菓子で。

とらやのお干菓子、「五色糸」です。
薄荷(はっか)、生姜、梅肉、柚子、肉桂(にっけ)の五色・五味。
美味という言葉は、このお干菓子のためにあるのかもしれない、と思うくらい、目にも口にも美しい。
和三盆の風味が淡く上品な印象を残しつつ、初雪のようにしゅるしゅると消え、あとから薄荷や生姜の香りがそよ風のように、ふうわりと優雅に広がります。
繊細にて印象深い美味。
今年の新年のご挨拶に、知人からいただきました。
大人の手土産として、覚えておきたい逸品です。
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食欲日記@キッチンひめをご愛読くださり、ありがとうございます。
楽しみに見てくださっているみなさん、更新が滞っていてごめんなさい。
わたしの不調が、愛用しているPCに感染ったらしく(?)、更新がすこし難しい状況です。
とりあえず可能な範囲で更新をしたいと思っていますので、PC環境が改善されるまで、今しばらくお待ちくださいまし。
わたしの体調のこと、ご心配をおかけしました。
あたたかい書き込みと途切れないアクセスで、ずいぶん元気をいただきました。
ありがとうございました。
お休みをいただいて、だいぶ調子も上向きになってきました。
ダイジョウブ、元気です!ちゃんとお弁当も作っていますよ〜。
季節を先取りしすぎの台風とか、寒気とか、体調を崩しがちなお天気が続いています。
みなさんもどうぞくれぐれも、体調にはお気をつけてお過ごしくださいね。
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浅草グルメ(2)〜「千茶」の栗蒸し羊羹

人形町の美味しいもの話の前に、浅草でもうひとつ。
浅草寺仲見世の喧騒を離れた通りに、「千茶」という和菓子屋さんがあります。
茶道をたしなむ人には知られたお店で、茶事の生菓子のほか、お干菓子や昔ながらのお菓子も置いています。
残念ながら、家にまっすぐ帰る予定ではなかったので、生菓子はあきらめたのですが、ご主人が快く、奥から持ってきて、見せてくださいました。
見るだけでも心が清らかになる、凛と美しいお菓子でした。
で、選んだのは、栗蒸し羊羹と落雁。
この栗蒸し羊羹が非常に美味でした。
栗はどちらかといえば控えめなのですが、それがかえって美味しく感じるのです。
というのは、あんの部分がとても美味しい。
どこかチョコレートにも似た、こっくりした味です。
加えて、まるで良質なスモークチーズみたいに、小豆と竹皮の風味がふうわり全体を包んでいて、地味な見かけからは思いもつかない、華やかで奥深い味わい。
これはいつものお煎茶ではもったいない!
慌てて、すこしだけ上級のお茶葉で丁寧にお茶を淹れ、ゆっくり楽しみました。
■千茶
台東区浅草1丁目18-9 / tel; 03-3844-2005
栗蒸し羊羹 一包 750円。
ひっそりとした店構えで、通りに溶け込んでいるので、見逃さないよう注意。
栗蒸し羊羹は来月くらいまでだと思います。

白いダウンコートの後ろ姿はわたし。
肺の難病を抱えているのでお出かけは車イスですが、店内などすこしなら歩きます。
(お買い物のためなら、ちょっとぐらい苦しくてもGO!! ちなみに、家の中では普通に歩きますよ)
車イスは自操せず、人(ひめオット)に押してもらいます。
じっと座っていると風を受けて寒いので、こんな季節外れの厚着です(^^;
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美しい味、虎ノ門・岡埜栄泉の大福。

何を隠そう、我が家は夫もわたしも(ついでにイヌも)、甘いものが大好き。
とろりとしたクリームがいっぱい入っているシュークリームや、ふわふわりしっとりのショートケーキも目がないけれど、日本人たるもの、やっぱりお大福は欠かせません。
一ヶ月もお大福を食べなかったら、禁断症状が出ちゃう!
というのは少々大げさだけど、あながち遠からず。
ケーキ断ち一ヶ月と、大福断ち一ヶ月だったら、大福断ちの方が厳しいかもしれません。
我が家においてキングオブ大福は、この虎ノ門・岡埜栄泉の豆大福。
創業80余年を誇る老舗です。
その魅力をかんたんにいうなら、上品な存在感。
手のひらにすっぽり収まる大きさですが、手に取ってみるとずっしりした重みがあります。
あんこを包むお餅は薄すぎず厚すぎず、やわらかすぎず固すぎず。(もちろん、翌日には固くなるけれど。)
例えていうなら、赤ちゃんに着せる「おくるみ」みたい。
適切に心地よく、中のあんこを支えています。
そのあんこは、なめらかな「こしあん」。
断面を見ればおわかりのように、かなりぎゅっと詰まっているのだけれど、甘すぎず、口の中でさらりと雪のように溶けるのです。
軽やかでみずみずしく、甘ったるいくどさはまったく感じません。
そして、お豆。
お豆がごろごろたくさん入っている豆大福も、それはそれで美味しいけれど、岡埜栄泉のは控えめです。
でも、お豆が脇役に徹しているおかげで、全体としての一体感が損なわれず、完成度の高い上質な美しさがあると思うのです。

お大福は、練りきりを使う季節の生菓子に比べれば、ぐっと庶民に近いお菓子です。
黒文字など使わず手で、しかも大口を開けてかぶりつくべし。
ただ、岡埜栄泉のお大福は、卓に肩肘ついてとか、飲み物もお煎茶でなくてもいいや適当に、なんてことは許してくれそうにありません。
お値段も少々大人だけど、その味も姿も、大人が背筋をのばしてちゃんと味わうもの。
だらっとする気持ちよさではなくて、背筋がしゃんとする心地よさを約束してくれるお大福です。
ちょっとがんばった自分へのささやかなご褒美に、あるいは心がちょっと弱くなった自分にカツを入れたいときに、ぜひ食べてみてください。
■岡埜栄泉(おかのえいせん)
東京都港区虎ノ門3-8-24 / tel; 03-3433-5550
月〜金; 9:00〜17:00 土; 9:00〜12:00 定休; 日祝。
金・土は早くに切れてしまうことも多いので、前日までに電話予約しておく方が確実。高島屋デパートにも出店しています。
1個250円くらい。
ちなみに、減量中のときは、いうまでもなくケーキより和菓子がオススメ。
ショートケーキは大きさにもよりますが、おおよそ300〜400kcal。
岡埜栄泉のお大福は約280kcal。(1個約120gと大きい。スーパーやコンビニのお大福なら、この半分くらいです。)
お大福も量を考えて食べた方がいいですが、脂質がほぼゼロなのは嬉しい!
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