お茄子と冬瓜で、夏の疲れにさようなら!

空が高くなり、風が吹き、太陽がすこし遠くなりました。
秋が来たのです。
日中、まだ残暑が残る時間はセミが最期の鳴き声を張り上げていても、
夜は季節が変わったのをはっきり感じます。
リンリンリーンリーン‥
もうすこししたら、これにスイーッチョンという声が交わるでしょう。

涼しくなったのはありがたいけれど、夏の疲れがどっと出てくる頃。
風邪っぽいし、持病の胸は苦しいし。
季節の移ろいは感性には嬉しいけれど、身体にはきびしいです。


今夜は、そんな心身が元気になるごはんを作りました。

【麻婆茄子】
麻婆茄子

ひゅ〜、ごはんがススム!

【冬瓜のお煮物】
冬瓜の煮物

暑さをすーっと消して、優しくカラダをいたわります。じんわりおいしい!

☆今夜のお献立;
寒天のところてん風、麻婆茄子、冬瓜のお煮物、納豆冷奴、ぬか漬け。


夏の美味、岩ガキ。

岩ガキ3


夏の美味はいろいろあれど、ゼッタイはずせないのが岩牡蠣。
年に一度、産地から直送してもらいます。
待ちに待って、ようやく夏に会う気持ちの高ぶりは、
七夕のおり姫さま並みかもしれない。ふふ。

冬によく食べるカキは「マガキ」という種類で、秋から早春までが旬です。
「Rのつかない月には食べるな」といわれるアレです。
岩ガキはこれとは種類が違うもの。
夏場が最高の味になります。
天然の岩ガキは、漁場も日本海側にほぼ限られ、収穫量も多くありません。
そのため、お店で買ったり、レストランで食べるとかなり値が張ります。
こういうものは、産地直送ですこしお安くお取り寄せして、おうちでたっぷり食べるのがよろしいかと。


さて、8月最後の週末。
去る夏を惜しんで、遅めの岩ガキ・パーティーをしました。
集まった友人たちは、いずれもカキ好き。
もちろん、お酒も大好き。
器に盛られた岩ガキと、盛りきれない発砲スチロールの中の岩ガキを見るなり、大喜び。
「わあ、すごい立派ね」
「こんなのオイスターバーでも見ないよ」

そろりそろりと口へ運ぶ。
お箸がすごく重く感じるくらい、ずっしりどっしり。
弾力となめらかさが押し合いへし合い、
なんだか口の中で、イルカが跳ね回っているみたい。
ぷるるんをかみ締めると、とろりと海が流れ出た。
「うーむ、ウマイ!」
「ほわぁ、なんておいしい!」
「もうすんごく幸せ〜」
みんな顔までとろけていました。
今年はもう晩夏の注文だったこともあるのか、
例年よりも大ぶりで味が濃厚だったように思います。

レモンだけをちゅっと絞るもよし、生姜醤油に浸すのもよし、
モルト・ウイスキーを数滴垂らすのも、これまたよし。
どれがいちばん気に入った?
と、投票をしてみました。
甲乙付けがたいが、やはり日本のカキらしく、生姜醤油が最も似合うかも、というのが結論。
甘みが強いので、生姜醤油がキリッと味を引き締めるのです。
あまりに大きくて、あまりに味が濃厚なので、
3つ食べたらお口も満足、4つ食べたら頭のてっぺんまで満足。

「ああほんと美味しかった。ごちそうさま。来年も誘ってね〜」
本日の締めのセリフでございました。


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☆本日のメニュー;
新潟県村上の天然岩ガキ、ひとくち蕎麦、寒天サラダ、丸ナスの揚げびたし、
炊きたて羽釜ご飯、冬瓜と豚肉のお椀、お漬物盛り合わせ。梅酒ゼリー。

岩ガキ1

岩ガキ2



岩ガキ4

【寒天サラダ】
戻した糸かんてん、茹でエビ、アボカド、パプリカ、きゅうり、あおじそを混ぜて、米酢・レモン汁・ナンプラー・ごま油などで味付け。


岩ガキ5

【丸ナスの揚げびたし】
丸ナス・インゲン・ししとうを揚げて、新生姜をたっぷり加えた漬け汁に浸す。


岩ガキ6

【ごはんもの】
冬瓜と豚肉をカツオ出汁と鶏がらスープで煮たお椀もの。
お漬物はぬか漬けと、スイカ・茗荷を梅酢に漬けたもの。


岩ガキ7

本日の最もヒットしたワイン。岩ガキにぴったり!



「うおや」
我が家では毎夏、新潟県村上の「うおや」さんに注文しています。
お願いすると、殻を外して送付してくれます。
(カキって、殻を開けるのがタイヘンなのよねぇ)
もう岩ガキは終了してしまいました。冬は塩引き鮭がオススメ。

「ふつう」もご馳走。

旅行は精神はとてもリフレッシュされる。
でも、ちょっと張り切りすぎたのか、今週はくったりの体調。
ようやく、我が家らしいお夕食を作る元気が出てきた。
ご馳走のあとの「ふつうの、いつものごはん」も、やっぱりご馳走。
我が家定番のお茄子のお煮物が、じんわり美味だった。

ムロアジの干物

お茄子とお揚げさんの煮物



☆今夜のお献立;
ムロアジの干物、お茄子とお揚げさんの煮物、寒天サラダ、冷奴(梅酢和えの薬味添え)、梅干とぬか漬け、白粥。桃。

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【お茄子とお揚げさんの煮物】のヒント;

1)お茄子はタテ半分に切り、表は斜めに浅く切れ目を入れる。裏にも数本、切れ目を入れる。
2)油揚げはさっとお湯で煮て、油抜きする。
3)お出汁にお酒・みりん・お醤油で、薄味に整える。
生姜の千切りを加え、お茄子と油揚げを入れ、落し蓋をして煮る。
オクラは、食べる直前に煮る。

油揚げを入れる場合は、やや甘口に整えますが、
お茄子とお野菜のみの場合は、甘さを控えてキリッと仕上げるのも美味です。
温かくても、冷たくしても美味しいです。

大人の休日〜伊豆旅行(3)

旅館の朝ごはん。

伊豆旅行11


手の込んだお煮物から小さなおかずまで、処狭しとお皿が並びます。
アジの干物(ムロアジかな)が特に美味でした。
朝から幸せ、朝からお腹いっぱい!
お料理もサービスもプールも温泉も、とても素敵な旅館でした。
ぜひまた来なくっちゃ!


さて、二泊目は海沿いのホテルへ移動。
サファイアブルーとエメラルドグリーンが曖昧に入り混じった美しい海の色、そしてサラサラの白砂。
ファミリーが多いビーチで、のんびりした空気が流れていました。

伊豆旅行12


波打ち際で小石や貝殻を拾っていたら、夫がカニさんを見つけてくれました。
撮影したあと、お砂遊びをしていた少年(幼稚園くらいかな)にプレゼントしました。
少年は目を真ん丸くして大喜び。
「パパぁ、パパぁ!見て見て、カニさんだよぉぉ!」
なんだかちょっぴりイイコトをした気分でした♪

伊豆旅行13



夜は、町の海女料理のお店へ。
海の幸とお酒を堪能しました。

伊豆旅行14

お刺身の盛り合わせ、アジのたたき、イカの沖漬けルイベ。

伊豆旅行15


握りになっているのは、金目鯛(下田はキンメダイの産地)。
それも美味しかったけれど、びっくりしたのはアジフライ。
分厚い身はふっくら柔らかくて甘みがあり、とても美味でした。


夜、ホテルルームのベランダから、しばらく海を見ていました。
満月がまぶしいくらい明るく、夜の海を照らします。
それはトウキョウで見るよりも、何倍も明るく美しく清々しいお姿でした。

伊豆旅行16



翌日、下田にお別れして、伊豆急踊り子号でトウキョウへ。
二泊三日の伊豆旅行は、美味しくて楽しくて大満足でした♪

大人の休日〜伊豆旅行(2)

旅館の夜のお料理。
とても華やかで丁寧で繊細、ほんとうに美味しゅうございました!


伊豆旅行5

食前酒; とまと酒
先付; ホワイトアスパラ、焼き平貝、ますの香り漬け、おくら、の土佐酢がけ
前菜; 白梅貝酒煮、鮑の肝寄せ、鴨のオレンジ煮、蛸の柔らか煮、このわた蒸し、鱧の煮渡り
お造り; 地の魚、伊勢海老など

伊豆旅行6

旬の皿; 鮎の香り焼き

伊豆旅行7

強肴; ローストビーフ
煮物; 冷やし(干し帆立、床節、新蓮根、黒皮南京、白瓜、いんげん、車海老)

伊豆旅行8

揚げ物;かさごの唐揚げ

伊豆旅行9

止椀; 湯葉しんじょう、じゅんさい、とうがん
香物;
水菓子; メロンと梨
甘味; 無花果

大人の休日〜伊豆旅行(1)

伊豆へ行ってきました。


バカンスの始まりは、電車の中のお弁当から。
鰺の押し寿司が大好きです。
小さい頃から、家族旅行で熱海小田原方面を通るときは、この押し寿司と決まっていました。
一体どれくらい前からあるお弁当なのでしょう。

伊豆旅行1



伊豆急下田に到着。
お盆も過ぎて、晩夏の太陽かと思いきや、青い空に輝く太陽は、じりじりと照りつけて、暑い熱いアツイ!
でも、海風と山風が交わって、そよそよと肌をなでます。
トウキョウのどんよりと湿って重い夏からすれば、素晴らしい爽やかさ。


下田港で、黒船遊覧船に乗りました。
船が走り出すと、カモメが飛んできます。
お客の投げる「カモメのエサ」(かっぱえびせんみたいなもの)がお目当てです。
ときに優雅に、ときに鋭角に、ひゅいひゅいびゅんびゅん。
お客も負けじと、カメラのシャッターをパシャパシャ。
気持ちのいい湾めぐりでした。

伊豆旅行2


伊豆旅行3



一泊目は、山の中の静かな旅館。
老舗らしい格式と誇りを感じさせる佇まいと、おもてなしの心。


伊豆旅行4


しばしお部屋で寛いでから、中庭のプールへ。
青いタイルが美しいプールは、温水です。
大人は白いビーチチェアに長々と横たわって、まどろんだり読書したりお酒を楽しんだり。
家族連れの子供たちの明るい笑い声が、水面に広がり、やがて空へと吸い込まれていきます。
見上げれば、やしの木と天井知らずの青い空と流れる白い雲。
海外のホテル・プールのようでした。


<‥(2)へ続く>

ピーマンと昆布の佃煮。

梅干の土用干しをしながら、ひとりランチです。
つぶれた梅を叩いたものと、ちりめんじゃこ、胡麻を混ぜたご飯でおむすび。
おかずは、ピーマンと昆布をさっと炊いた佃煮風。
それと、土用干し途中の梅干をひとつ、お味見。

ピーマンと昆布の佃煮


窓の外は、景色の色がすべて白く飛んでしまうような強烈な日差し。
紫外線が怖いなぁと思いつつ、白い景色を消してしまうのがもったいなくて、カーテンは閉めずにいました。
ミーンミンミン、アブラゼミがせわしなく鳴いています。
とても静かな昼下がり。
熱いほうじ茶をすすると、こめかみからつーっと汗が流れました。

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【ピーマンと昆布の佃煮】の作り方;

1)ピーマンはザクザク細切りにする。

2)早煮昆布をさっと水に濡らし、同じく細く切る。だしがらの昆布でもOK。

3)深さのあるフライパンに、昆布、お酒・みりん・薄口醤油・米酢少々を入れて、昆布が柔らかくなるまで煮る。最初は昆布がしっかり浸るよう、お水を入れるとよい。味付けは薄めに。

4)ピーマンを加えて、全体が煮詰まればできあがり。


さっぱりとした佃煮です。ピーマンがたくさんあるときに、よく作ります。
冷蔵庫で一週間くらい保存できるので、ちょっと作っておくと、お昼などに重宝します。
ご飯にもおそうめんにもどうぞ。

梅仕事〜減塩梅干の作り方(3)土用干し

赤紫蘇を入れてからほぼ1ヵ月後、土用干しをしました(8/3〜5)。
トウキョウはカンカン照りで、土用干しにはもってこいの太陽でした。

土用干し1

土用干し2

土用干し3


作業は午前中、まだ日が高くないうちから。
大きなザルに、すこし間隔をあけて、ひとつずつ梅を並べます。
お昼過ぎ、一度、表裏をひっくりかえします。
夜は梅酢に戻します。
昔は夜も干しっぱなしにして夜露にあてる、という方法が一般的だったようですが、このヒートアイランドでは夜露など降りません。
それより夜は梅酢に戻すことで、梅の着色を促す方が有効に思います。

梅の土用干しといっしょに、赤紫蘇もザルにあげて干しておきます。
あとでフードプロセッサーなどで砕いて、ゆかりにするためです。
梅酢は、開口部にラップなどをかぶせて、容器ごと外で日光消毒をしておきます。

画像一枚目は、土用干し一日目。まだぷくぷく。
画像二枚目は、土用干し三日目。皮も果肉もふよふよに柔らか。
画像三枚目が、完了の図。

土用干しを終えた梅の保存方法は、いろいろな方法があるようです。
梅酢に浸したまま保存、乾いたまま保存(時間が経つにつれ、梅から水気が出てしっとりしてくる)などなど。

今年は、ひとつずつさっと梅酢にくぐらせてから、カメに詰めました。
間にシソを詰めてあります。
できたての梅干は、酸味が鮮やかで、若々しさに溢れた美味です。
一ヶ月くらい寝かせると、すこし丸みが出る味になってきます。
減塩なので、ほぼ一年で食べ切ります。


秋になったら、新米に自家製梅干。
ふふ、毎年のお楽しみです。

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