加島屋の鮭茶漬け。

加島屋のさけ茶漬けで4色ごはん


越後へ帰省する折にときどき買うのが、加島屋の「さけ茶漬け」。
似たような商品は、他のお店からも多数販売されている。
でも、義母(姑)のイチオシは加島屋。わたしもそう思う。

「茶漬け」という名前だから、もちろんお茶をかけて食べると美味しい。
が、炊きたてほかほかの白米(できたら新米)に、この薄紅色のフレークをこんもり乗せてパクつくのは、もっと美味しい。
おむすびの具にしても、混ぜご飯にしてもイケます♪

93歳の祖母に、加島屋から瓶詰めと味噌漬けなどの漬け込み魚のセットを送った。
数日して、祖母から、届いたよと電話があった。

「たいそうなごちそうを送ってくれて、ほんっとに、ありがとう。ばあちゃんな、新潟のお魚がこんなにおいしいって、知らんかったよ」
「よかったぁ。おばあちゃんにね、元気出して欲しいなと思って、送ったのよ」
ゆっくり大声でそう応えるも、たぶん、おばあちゃんには聞こえていない。
「あんなぁ、ちょっと食欲なかったんけどな、これで食べたら、ご飯がほんっとにおいしい。まだな、あるきに、ばあちゃんの分ちゅうて、とっといてもらっちょるよ。ありがとう」
電話の向こうで、おばあちゃんは子供みたいに泣いている。
このところ、とみに涙もろくて困る。
ともかく、気に入ってくれたようでヨカッタヨカッタ。
何度もありがとうと繰り返したあと、おばあちゃんは電話を切る直前に、さらっと言ってのけた。

「ほんっとに嬉しかったで。あんたのこと、大好き。また送ってな!」


☆今夜のお献立;
4色ごはん(鮭茶漬け・焼きたらこ・炒り卵・野沢菜)、ぜんまいとちくわと人参のお煮物、ごぼうときゅうりと寒天のサラダ、きゅうりのぬか漬け・お茄子の浅漬け、お味噌汁。梨。

加島屋 「さけ茶漬け」
袋(100g)1,155円/小ビン(100g)1,260円

新潟市東堀前通8番町1367 / tel;025-229-0105
新潟の主なデパートのほか、関東関西のデパートにも出店あり。

今回は袋入りを買ったのですが、うっかり撮影するのを忘れました。
こちらのみなさんのブログに写真があります→
食楽Life++Pleasant++ / yo!happy!blog! / 筆の向くまま 気の向くまま 勝手気ままに 徒然雑記 / 男のロマン / NIIGATA+niigata

ホワイトシチュウのコツ。

ホワイトシチュウ


半袖一枚では肌寒くなってくると、シチューが恋しくなります。
昔は市販のルウを使っていたこともあったのですが、ここ数年はもっぱらホワイトソースから作っています。

実は、ホワイトソース(ベシャメルソース)を作るのは簡単。
お野菜やお肉をコトコトと煮ている間に、隣でフライパンで作ります。
まず、たっぷりの(ホントにたっぷりの)バターを溶かし、そこへ小麦粉を加え、弱火でしばらく炒める。
小麦粉が鍋底からはがれるくらいになったら、温めた牛乳を少しずつ加え、とろみがつくまで、焦げないよう鍋底からよーく混ぜる。
それだけ。
よりミルク風味を濃厚にしたかったら、生クリームを加えます。

最大のコツは、温めた牛乳を加えること。
冷たいとダマになりやすいのです。
このとき、牛乳は沸騰させるのではなく、電子レンジでチンと温めるくらいのでちょうどいい。
それでも心配だったら、バターといっしょに薄切り玉ねぎの薄切りスライスを炒め、そこへ小麦粉を加える。
こうすると、粉が玉ねぎに絡みつくので、ダマになりにくいのです。

ホワイトソースを自分で作ってみると、おやまあ、なんてたくさんバターを使うんだろう!と実感できます。
この歳になってくると、あんまりカロリーが多いのはね。
ということで、風味は少々落ちるけれど、バターの半量をオリーブ油に変えたり、牛乳の一部を豆乳にしたり、ホワイトソースを少なめにして水溶き片栗粉でとろみをつけたり‥‥。
ソースを入れる前の、具を煮込むときに、ハーブやスパイス、それとしっかりしたチキンスープを使えば、ソースが多少軽めでも美味しくできるのです。

我が家はホワイトシチュウが大好き。
シチュウに限っては、腹八分目とかは通用しない。
心ゆくまでたっぷり食べるためには、いろいろ工夫が必要なお年頃なのです。


☆この夜のお献立;
ホワイトシチュウ、サラダ(ごぼうと棒寒天のサラダ・きゅうりとトマト)、お漬物、白米。ピオーネ。

秋野菜のレシピご紹介のお知らせ。

今月から「ぶどうの木」のサイトで、レシピをご紹介しています。
今月(10月)は‥‥包丁いらずのチンゲン菜ときのこのクリーム煮 / 秋野菜のポトフ / 蒸し茄子とささみの甘酢和え、です。
どうぞご覧くださいませ。

有機野菜・無農薬野菜の宅配「ぶどうの木」
安全で美味しいお野菜、オススメです!(お買い物の際に「キッチンひめを見ました」と添えると、プレゼントがあります♪)

長岡小嶋屋のへぎそば / 中越へ帰省(4)

小嶋屋のへぎそば


帰省したときに、必ず食べるのが、小嶋屋の「へぎそば」。
今回も殿町(とのまち)の本店へ行きました。

「へぎそば」は、越後独特のお蕎麦です。
「へぎ」というのは、剥ぎ板で作った折敷のような四角い器のこと。
そこに美しく盛ることから、へぎそばといいます。
つなぎに海藻の「ふのり」を使っていて、つるつるとのどごし抜群です。
十割がお好きな方には、少々物足りないかもしれませんが、のどを滑り落ちる感覚は、おそうめん以上。
初めて食べたときから、虜になってしまいました。


あさつき

注文すると、まず生わさびとあさつきが出てきます。
写真手前のミニミニらっきょうみたいなのが「あさつき」です。
いわゆる葉ねぎのあさつきと同じ種類なのですが、これは自生しているもの。
葉ではなく、球になっている根っこを食べるのです。
長岡では「あさづき」とも言い、山菜のシーズンには山に取りに行き、乾燥させて保存させて一年中、麺類などの薬味に食べられています。
お蕎麦が出て来るまで、わさびをすりすり、あさつきの皮をむきむき。
すこし前までは、胡麻をすりすり、という仕事もあったのですが、最近は胡麻ひきミルに代わりました。

つるつるすべすべしたへぎそばは、清水をすするような清らかさ。
お蕎麦は「たぐる」「すする」という言葉が似合いますが、へぎそばに限っては、「落ちる」「滑る」がふさわしい。
そばつゆも、蕎麦湯も、サクサクの天ぷら(必須!)も、たいへんおいしゅうございました。満足!


長岡小嶋屋
新潟県長岡市殿町2丁目2-9 / tel;0258-39-0543
なお、小嶋屋には十日町を総本店とするものと、ご紹介した長岡殿町を本店とするものがあります。兄弟店とでもいいましょうか。どちらも「へぎそば」ですが、お味が微妙に異なるようです。お好みで。

こちらのブログでは、水切りが甘いと指摘されていますが、確かにそうかも。でも、お蕎麦を買って家で茹でたときに、水切りをしっかりしてしまうと、のどごしが若干落ちてしまい、へぎそばらしさが失われてしまいました。なので、そばつゆは薄まってしまうけれど、やはり水っぽさも味のうちかな、と思います。

中越へ帰省(その3)。

巻町のカーブドッチの帰りに、寺泊(てらどまり)に寄りました。

海岸沿いに、何軒もお魚屋さんがならぶ「魚のアメ横」があります。
バスツアーなどで有名、テレビでもよく取り上げられるところです。
日本海で獲れる魚介類から、遠くの海で獲れたものまで、まあ、ありとあらゆる海産物を売っている。

「へい、らっしゃいらっしゃい、○○が安いよぉ!」
客寄せする店のオジサンのだみ声と、観光客のおしゃべり、加えて迷子の鳴き声やら、バスツアーの「○○号車のみなさん、そろそろお時間ですー」というアナウンス。
そりゃあもう、アメ横の名にふさわしい賑わいです。
目的もなくうろうろ店を回っていると、うっかり余計なものまで買ってしまいそう。
お値段は、全部が全部安いわけではないのだけれど、確かに、箱買いするとお得なものが多いです。
あれも欲しいな、これも安いなぁ、と誘惑を振り切るのがタイヘン。笑


さて、この夜は、夫の実家で。
寺泊で買ったお魚や、姑(義母)の手尽くしのお料理が並びました。
それと、おはぎ。
ちょうどお彼岸だったので、姑といっしょに作りました。
あ、忘れずに書いておくと、枝豆は舅(義父)の作品。
お浸しになっている菜っ葉は、舅が作っている大根の間引き菜です。

お刺身とか


ここ帰ってくると、必ず、食卓に出るのがぜんまい。
それも、山菜そばに乗っかっているような細いのではなくて、ヒモみたいに太くて、長いのです。

ヒモみたいに太いぜんまい

はじめてこれをみたときは、ぜんまいとわからず、ほんとうに驚きました。
もう今では慣れっこ、というより、出てこないと寂しい。
おふくろ(姑)の味、ですね。

ぜんまいは山で摘んで乾燥させるのに、とても手間がかかります。
細いのは韓国産でもありますが、これだけ太い良質なのは、国内でもなかなかお目にかかることがありません。
姑もヒミツのルートで、山菜取りを職業にしている方から手に入れているようです。
今夜は、ちくわと人参といっしょに、さっとお煮物にしてありますが、お味噌汁の具にしたり、きんぴらにしたり、いろいろな食べ方をします。
いちばん美味しいのは、ぜんまいと車麩とにしんのお煮物。
実家の(たぶん越後の)冬の定番、郷土料理です。


■寺泊(てらどまり)→魚のアメ横
■ぜんまいと車麩の煮物→レシピ

カーブドッチ・ワイナリー/ 中越へ帰省(2)。

カーブドッチ3(ブイヤベース)


カーブドッチというワイナリーに行ってきました。
このワイナリーは、自家栽培したぶどう使って自家醸造しています。
日本ではあまりない形態らしい。

カーブドッチがあるのは、新潟市や長岡市からはすこし離れた、新潟県の西蒲原郡巻町(にしかんばらぐん まきまち)。
巻町は、田んぼの向こうに山、その向こう側は日本海というのんびりしたところです。
稲刈りの終わった田んぼの中を抜けると、突然、ヨーロッパのような風景が広がります。
整然と並ぶぶどう畑や、風にそよぐたくさんのハーブ、木造のとても雰囲気のある建物たち(レストランや売店・パン工房など)が迎えてくれます。

カーブドッチ2

芝生の奥に見えるのが、ぶどう畑。右側はいろいろなハーブや果樹が植えられている。

カーブドッチ1

レストランへと続く中庭。季節がよければ、バラのアーチとラベンダーが美しいだろう。


レストランでランチをとりました。
お料理もよく、なかなか居心地のいいレストランです。
ブイヤーベースをオーダーしたのですが(最初の画像)、蟹みそ入りで味に深みがあり、とても美味しかった!
今まで食べたブイヤベースの中でも、トップ3に入るかもしれないくらい。
エビやホタテ、ムール貝、タラのほか、鮭が入っていて、新潟らしさをアピールしていました。

カーブドッチ4

いっしょに行った人たちがオーダーしたお料理です。
左から、鯛のポワレ、子羊のバルサミコソース、豚のゴルゴンゾーラソース。
どれも美味しかったようです。


カーブドッチ5

売店で、白ワイン(左)とワインビネガー(右)を買いました。
ワインのテイスティング(有料)ができるので、飲み比べも楽しめます。
ワインにそれほど詳しいわけではないのですが、飲んだ印象としては、赤より白がよかったと思います。
ワイナリーがオープンして10年余、赤はまだまだこれからもっと美味しくなる予感と期待があります。

すこし不便なところにありますが(おまけに運転者はワインは飲めないし。苦笑)、
ぜひまた行きたいなと思わせるワイナリーでした。
さて、お土産に買ったちょっと高めのワイン、いつ飲もうかしらん。


カーブドッチ・ワイナリー(CAVE D'OCCI WINERY)
新潟県西蒲原郡巻町角田浜1661番地
tel; 0256-77-2288

中越へ帰省(その1)。

新潟の夫の実家へ帰りました。
東京駅大丸デパート地下で、お寿司を買って、新幹線へ。

東京大丸のお寿司



『国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。』
とは、川端康成の「雪国」の有名な冒頭部分。
冬は今でもそれと変わらないのですが、今回は雪景色の代わりに、秋の風が広がりました。
東京は、まだ残暑が忘れ物でもしたみたいに、時折顔を見せるというのに、越後は稲の刈り取りもすっかり終わっていました。

トンネルを抜けると秋



10月23日で、新潟県中越地震から一年。
でも、深い爪あとは、まだあちこちに見られます。
山の斜面やふもとには、ブルーシートがかけられた家が点在しています。
長岡市市内も、いまだに道路の小さな陥没が続いていて、あちこちで道路工事が続いています。

中越地震の仮設住宅

長岡駅のすぐ脇に並ぶ仮設住宅。新幹線の車中から撮影。
ここの他にも、何箇所か仮設住宅地域があります。


ランバフラペチーノ

スターバックス@長岡駅で、ひとやすみ。
最近のお気に入り、ランバフラペチーノ。


夫の実家へ。
晩ご飯の食卓は、楽しい無国籍風となりました。

義父の枝豆。ウマイ!

何よりの楽しみは、舅(義父)の家庭菜園で栽培している枝豆。
摘み立てというのもあるでしょうけれど、とにかく味が濃いのです。

ロシアのキャビア

両親のロシア旅行のお土産、キャビアとウォッカも堪能しました。
いちじくの生ハム巻き(これのキャビア乗せも美味!)、東京大丸で買っていったメゾンカイザーのパン、フランスのチーズで、赤ワインとウォッカ。
一段落したところで、みりん干しのお魚やすじこ、野沢菜や姑(義母)の漬けたお茄子のお漬物、それに日本酒、炊きたてご飯などなど。
米どころだけに、どんなお献立でも、白米と日本酒はどうしても欠かせないのです。
実際、夫の実家で食べるご飯は、ホントに美味しい!

お酒も食べ物もちゃんぽんですが、それぞれが好きなものを好きなだけ、というスタイルが妙に心地よいのです。
気取らない、リラックスした実家らしい食卓。
おしゃべりも夜遅くまで続きました。

<‥‥翌日へ続く>

ノルウェーのブラウンチーズ。

ノルウェーのブラウンチーズ


ノルウェー旅行に行った友人から、珍しいチーズをいただきました。
「グブランスダールオスト」というノルウェー名物のチーズです。
英語で、ブラウンチーズと呼ばれることもあるようです。

とても不思議なチーズです。
見た目そのままに、キャラメルのような甘い風味があります。
もちろんキャラメルを加えているのではありません。
調べたところ、材料にヒミツがあるらしい。
グブランスダールオストは、ヤギのミルクから作ったヤイトオストというチーズと、牛のミルクを混ぜて作られます。
このヤイトオスト(Gjetost)が、キャラメルのような色と風味を持っているようです。

グブランスダールオストは、ノルウェーでよく食べられているチーズらしい。
友人も、スーパーマケットでたくさん売っていた、と言っていました。日本では、取り扱っているお店は、めったにないと思います。
ブロックタイプなのですが、切ってみると、かなりねっとりとしています。
薄くスライスして、パンやクラッカーに乗せて食べます。
普通のチーズとはまったく違うお味です。
デザートワインみたいなデザートチーズといった感じ。
塩気の効いたキャラメルのようでもあり、ピーナツバターのようでもある。
独特の風味は、一度食べると病みつきになりそうです。


■グブランスダールオスト(Gudbrandsdalost) ;
ノルウェーの名物チーズ。150gで15NOK(約300円)くらい。

自家製味噌のもろきゅう。

自家製味噌のもろきゅう


今年の4月に仕込んだお味噌(※)が、いい具合になってきました。
家庭で食べるお味噌なので、長期熟成はしません。
仕込んで3ヶ月目くらいから、食べられます。

陶器のカメを開けると、お味噌の香りが飛び出しました。
明るい茶色がツヤツヤと光っています。
大豆の形はもうほとんどありませんが、自家製らしい粒々感はしっかり残っています。
そのまま舐めると、まだちょっとしょっぱい。
もう少し熟成させると、角が取れたまろやかなしょっぱさになります。
引き締まったしょっぱさの後に、どっしりとした旨みが波のように押し寄せます。ウマイ!
文字通りの手前味噌ですね。ふふ。

今夜はこのお味噌のお味見です。
パリパリのきゅうりに添えて、もろきゅうに。
お味噌そのままと、もうひとつは甘味噌にしました。
まだ塩気がトンがった若いお味噌は、甘くすると、ぐぐっと旨さが増すのです。
炒り胡麻をすって、お砂糖と少々のお酒、それとお味噌を混ぜ合わせます。
白胡麻を切らしていて黒胡麻しかなかったので、黒っぽい甘味噌になりました。

自家製味噌のお味噌汁に新米、基本的にして最高なる組み合わせ。楽しみ楽しみ♪
これだから、仕込みがちょっと力仕事でも、カメが場所を取ろうとも、味噌作りは止められないのです。


☆この夜のお献立;
ローストビーフ・海老の寒天寄せ・花豆の甘煮(いずれも昨日の残り)、ぬか漬けの古漬けおかか和え、たらこ入り炒り豆腐、自家製味噌のもろきゅう。ピオーネ。

※お味噌の仕込み;なるべく寒い冬の間にするのが理想


老舗「ヴィヨン」のバウムクーヘン。

ヴィヨンのバウムクーヘン


先日のお客さんから、美味しいバウムクーヘンをお土産にいただきました。
東京は世田谷、桜新町の「ヴィヨン」のものです。
古くからあるこの店は、知る人ぞ知るバウムクーヘンの名店です。

さて、老若男女に人気のあるバウムクーヘンは、もともとはドイツのお菓子です。
ドイツ語で「バウム」は木」、「クーヘン」はお菓子の意味。
樹木の年輪のように、回転させながら一層ずつ重ねて焼きます。切り口が年輪のように見えることから、バウムクーヘンの名がついたと言われています。
年輪から連想して、ドイツではお祝い事に食べることが多いそうです。

「ヴィヨン」のしおりによると、バウムクーヘンの歴史はこんなふうだったらしい‥‥
バウムクーヘンの起源は、紀元前400年頃、ギリシャでパンの一種として作られていたものと言われています。
現在のバウムクーヘンの原形となったのは、15世紀半ばに、シュピースクーヘンという焼き串を使ったヒモ状の生地を巻きつけて焼いたもの。
その後、17世紀になり、ペースト状のタネを棒のまわりにかけて焼く、現在のスタイルが出来上がりました。
さらに18世紀には、お砂糖や卵・小麦粉・バターといった材料が豊富になり、作り方も配合も改良が進み、ドイツ銘菓となるまでに発展しました。‥‥

「ヴィヨン」のバウムクーヘンは、1965年創業以来、オーナーの大年さんが一人で焼き続けています。
生地は「水なしで食べられる」とのコピーのとおり、しっとりしていて、なおかつふんわりしています。
周囲をコーティングしているのは、よくあるホワイトチョコレートではなく、フォンダン(お砂糖)で、これがよりいっそう、生地のなめらかなしっとり感を助けています。
おもしろいなと思ったのは、バニラなどの香料の匂いがしないこと。卵やバターの香りが全面に出ていて、かすかに洋酒が香ります。
そのせいなのか、食べるととても懐かしい気持ちになります。
古くから地域の方に愛され続けているのがよくわかる、優しいバウムクーヘンでした。


ヴィヨン
東京都世田谷区桜新町2-8-4
tel; 03-3427-2555 / fax; 03-3427-2045 水曜定休
洋梨の形のバウムクーヘンの中にゼリーを流した「ヴィヨネット」も人気。でも初めて食べるなら、定番のバウムクーヘンがおすすめ。


若い二人に乾杯。

ローストビーフ


若いお客さんがカップルで遊びに来ました。
若いといっても、30代前半。
まあそれでも、わたしたち夫婦よりはずいぶん若い。
とすると、やっぱりお肉がいいかしら、ということで、
全体のお献立は和風にし、メインはローストビーフにしました。

今日は4人で400g、岩手の牛さんです。
ビニール袋でマリネして、フライパンで焼くだけ。
量が多いと、オーブンで焼く方がいいのですが、500g以下なら、フライパンでも十分美味しく焼けます。
ローストビーフは、来客時にうってつけのお料理。
焼きたてよりも、すこし時間が経って、肉汁がお肉に戻る(なじむ)くらいが一番美味しいのです。
お客さんにも料理人にも、優しい美味しいメインです。

今日のもとてもいい具合に仕上がりました。
お肉の表面は焼き目が香ばしく、断面はスモーキーなピンク色。
かみ締めると、舌に滑りつくようにやわらかい。
岩塩とマスタードをちょんと乗せて食べると、お肉がだんぜん生き生きと旨みを増します。
焼き方もちょうどよかったと思うけれど、それよりお肉が上質だったのでしょう。


そのほか、お茄子の甘辛い含め煮や前菜プレートなど。

お茄子の甘辛い含め煮

本来はご飯のおかずなのですが、今日は薄めにしてお出汁を効かせてあります。生姜がさわやか。

前菜プレート

左上から、醤油漬けのゆで卵(お月見風)、花豆の甘煮、栗、海老・いんげん・ささみ・青海苔の寒天寄せ、クリームチーズのスモークサーモンと大葉巻き。


最期は、ご飯の代わりに、温かい讃岐うどんにしました。
かつおぶしといりこのお出汁のおうどんは、我が家の大のお気に入り。
ぜひお客さんにも味わって欲しくて、お出ししました。
彼と彼女は「おいしい!」と顔を見合わせて、ずずっとおうどんを啜る。
ふたりの間には、穏やかで優しい空気がふんわり漂っていました。

わたしの体調が万全でなかったため、あまりいろいろお料理できなかったのがちょっぴり残念です。
またゆっくり遊びに来てもらいましょう。


■「フライパンでローストビーフ」→レシピ

※お土産にいただいた美味しいものは、次でご紹介。


祇園「あり本」のおじゃこ。

「あり本」のちりめん山椒


京都、祇園「あり本」のちりめん山椒をいただきました。
材料は、じゃこ・山椒・醤油・酒・みりん。防腐剤や化学調味料などは使われていません。
手作りの味がします。しっとりしているのですが、箸の先でぱらぱらとご飯の上の乗せられる適度に乾いています。
甘さはごく控えめで、酒の肴にいいぐらいの辛口です。山椒の香りも効いている。

ひとくちで言って、とっても美味です。が、ああこれなら、わたしのちりめん山椒(※)も負けていないかも、などと思いました。ちょっと生意気かな。


■あり本 
京都市東山区下河原八坂鳥居前下ル月見町23
tel/fax; 075-551-3773
地方発送もしているようです。

※わたしのちりめん山椒→「おとなのちりめん山椒」のレシピ

秋刀魚!

サンマの塩焼き


9月も半ばにして、我が家の食卓にも、ようやく美味しいサンマが登場しました。
サンマは「大地宅配」から厚岸(あっけし)のを買うことが多いです。
厚岸のはやっぱり美味しい!

今年はシーズン始めから、サンマが豊漁で、一時期値崩れを起こしていたようです。
が、原油高騰で漁船のガソリンも高くなり、今度は漁船の操業に影響が出ているらしい‥。
なかなか思うようにいかないものですね。


☆今夜の献立;
さんまの塩焼き、ぬか漬け、チンゲン菜とえのきのオイスターソース炒め、たらこ、豆乳寒天の生姜醤油がけ、冷奴、もやしと青海苔とささみの中華風サラダ。ピオーネ。

※「大地宅配」 
入会時に「キッチンひめの紹介です」と添えると、特典あります。

ざるうどんとサクサク天ぷら。

ざるうどんと天ぷら


残暑が厳しくて、つるつるっと冷たいざるうどんを食べたい夜でした。
天ぷらを添えてのおうどんは最高!
大好きな組み合わせのひとつです。

サクサクっとした天ぷらを作るには、氷水を使うのは公式どおり。
そのほかに、ヒミツの裏技があるのです‥‥ええと、それはまた今度!
今夜の天ぷらも、大葉はサクサク、お芋はホクホク、お茄子はジューシー、いい感じに揚がりました。


☆今夜のお献立;
ざるうどん、天ぷら{大葉、お茄子、さつまいも、アスパラガス、青海苔付きちくわ}、刻みぬか漬けのおかか和え。梨。

■■裏技はコレ!→11/2の記事でご紹介しています。


黒砂糖で美肌への道。

鹿児島の黒砂糖


美味しい黒砂糖をいただきました。
送ってくれたのは、先日お産をしたばかりの友人。
鹿児島にいる彼女のご親戚が、
「おっぱいがよく出ますように」
と送ってくださったのを、おすそ分けしてくれたのです。

「おいしいから、ぜひそのまま食べてみて!」
という友人の言葉に従って、ガリガリかじりました。
ゆっくり口の中で溶けて、黒蜜に味になりました。
濃厚でコクがあるのだけれど、不思議にくどくない。
そのままかじっても、甘すぎてウヘッとなることがないのです。

今までもいろいろな黒砂糖を食べましたが、この黒砂糖は、最も食べやすくて美味しいトップ3に入ると思います。

ちなみに、黒砂糖はカルシウム、リン、鉄、ビタミン類が豊富。
栄養補給にはもちろん、美肌にもいいのです♪
色のついたお砂糖といえば、三温糖がありますが、こちらは加熱濃縮する作業を繰り返したときに、糖分が焦げてついた色です。
つまり、三温糖は白砂糖より加工度が高いのです。
栄養的には、黒砂糖>三温糖>白砂糖 となります。

もちろん、黒砂糖だけでミネラル・ビタミンを摂取しようというのは無理な話です。
でも、一日に1かけ黒砂糖は、疲労回復や美肌作りに効果がありそうですね。
コーヒーや紅茶、ミルクに入れてもすごーく美味しいです。ふふ。


■黒砂糖 / (株)サメシマ
鹿児島市錦江町11番6号 tel:099-224-5533

お野菜ごろごろスープカレー

お野菜ごろごろスープカレー


昨日作ったお野菜のポトフを、カレーにリメイク。
お野菜と鶏肉の旨みで、美味しいスープになっているところへ、カレールウを足しました。
鶏肉はささみで、カロリーダウン。
いわゆる「スープカレー」とはちょっと違うかもしれないけれど、スープが美味しいカレーになりました。


☆この夜のお献立;
お野菜ごろごろスープカレー、きゅうりと寒天の辛子酢醤油和え、卵粥、野沢菜。梨。

ふるふる親子丼のヒミツ。

ふるふる親子丼


親子丼の玉子、とろとろが好きですか?ふるふるが好きですか?
どちらを作るにも、ちょっとしたコツがあります。

とろとろ親子丼を作りたい場合。
卵を二回に分けて入れます。
一回目は具をまとめるために、やや早めに加え、
二回目はとろとろにするために、火を止めてから加え、フタをする。
これで専門店みたいな、半熟とろとろ玉子の親子丼になります。
とろとろの場合は、玉ねぎはあまり煮込まず、シャキシャキの歯ごたえを残す方が、バランスが良さそうです。

次に、ふるふる親子丼を作りたい場合。
ちなみに、我が家の好みはこちらです。
溶き卵にマヨネーズを混ぜます。
L玉2〜3個で、大さじ2/3〜1弱くらいかな。
あとはいたってフツウに、沸騰したお汁にマヨ入り卵を流し、30秒ほど加熱して、フタをして火を止めるだけ。
表面が固まって見えても、ふるふるやわらかな玉子になります。
お好みですが、ふるふる親子丼の場合は、
お汁はやや多め、玉ねぎはやわらかに煮るのが似合っていると思います。

美味しい親子丼のコツをもうひとつ。
お汁にほんの少々、お酢を入れてみてください。
鶏肉がやわらかく煮えます。
お汁の味もすこし引き締まって、美味しくなります。

好みの味の美味しい親子丼になりますように!


☆この夜のお献立;
親子丼(鶏むね肉使用、卵少な目)、冷奴とわかめ、ぬかづけ(きゅうり・お茄子)、キャベツとレーズンのサラダ、お味噌汁。デラウエア。

お野菜だけで、脱力系ゴージャス。

カレー風味のポテトサラダなど


馴染みのお酒屋さんで、チリの赤ワインを買いました。
「気軽なテーブルワインだったら、これいいですよ。980円とは思えない味なんですよ」
と、お店の人が嬉しそうにすすめたワインでした。

このワインに合わせて、何を作ろうかしら、と冷蔵庫をのぞくも、ピンと来るものがありません。
あまり重たいものは、作るのも食べるのも億劫な気分。
そこで、お野菜だけで、簡単なものをこしらえることにしました。

これだけじゃあ物足りないかしら、とすこし心配でしたが、
並べてみたら、まあそんなに寂しくない。
カラフルなお野菜のおかげかもしれません。
ワインにもぴったりでした。


☆この夜のお献立;
{カレーとバジル風味のポテトサラダ・蒸しアスパラ・トマト}、イタリアン風寒天サラダ。クラッカーとチーズ。ピオーネ。

■Cono Sur / コノスル(カルベネ・ソーヴィニヨン)
チリのワイン。カシスやミントの香りがある、エレガントで深い味わいの赤ワイン。

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イタリアン風寒天サラダ

【イタリアン風寒天サラダ】の作り方;

1)糸かんてんを食べやすく切って、30分ほど水に浸して戻す。

2)玉ねぎを薄くスライスして塩もみする。きゅうりのぬか漬けの古漬けを、寒天の長さにそろえて切る(ピクルス代わり)。

3)鶏ささみにお酒をふり、ラップして電子レンジで加熱。こまかくほぐす。

4)寒天・お野菜・ささみを混ぜ合わせ、塩コショウ、レモン汁、バルサミコ酢、オリーブ油、ドライバジルを加えてよく混ぜる。あれば、ピンクペッパーを飾る。

夜のお弁当。

夜のお弁当。


我が家は、お弁当を持っていく人がありません。
だから、めったにお弁当は作らない。
たまに作るのは、行楽弁当と、夜のお弁当。

夜のお弁当?
夜勤があるわけではありません。
おうちで食べる夜ごはんを、お弁当仕立てにするだけ。
持ち運ばないお弁当です。

食べる人には、いつものごはんも目先が変わって、ちょっと楽しい。
作る人には、食前に慌しくお料理しなくていいから、ちょっと嬉しい。
それと、おまけ。
ダイエット中の人には、食べる量が一目でわかって、ちょっと安心。


☆お弁当のお献立;
味噌漬け豚肉(下に千切りキャベツぎゅうぎゅう)、お茄子とアスパラのソテー、昆布の佃煮、ちりめん山椒、梅干。
小皿で、さつまいものレモン梅酒煮、きゅうりと茗荷の浅漬け。

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【豚肉の味噌漬け】の作り方;

1)味噌ダレを作る。
お味噌・お砂糖・みりん・お酒・ごま油・ヨーグルト少々を混ぜる。(ヨーグルトを入れると、お肉が柔らかくなります。)

2)ビニール袋に、味噌ダレと豚肉(生姜焼き用)を入れ、よくもんで、口をしばって冷蔵庫で30分〜1時間、なじませる。

3)お肉を焼く。
お肉についている味噌ダレは、手でぬぐって落として焼きます。
千切りキャベツがよく似合うので、忘れずに!

アスパラガスのお月見パスタ。

新潟県のアスパラガス


国内産のアスパラガスは、春から夏が旬です。
秋風が吹いたらアスパラともサヨナラか、寂しいな、と思っていたら、いいことがありました。
新潟県にいる義妹が「農家の知人から分けていただいたわよ〜」と、どっさり送ってきてくれたのです。

クール便でやってきたアスパラは、グリーンの色もすがすがしく、すらっとした長身の上品なハンサムくんたちでした。
包丁で根元の皮を薄くそぐと、ふわっと甘い青い匂いが鼻をくすぐり、
真っ白な断面からは、じんわり透明なエキスが滲んでくる‥。
ピュアな美しさが、食欲をかきたてます。

アスパラガスの保存には、ちょっとしたコツがあります。
軽く湿らせた新聞紙に包んで、野菜保存用の密閉ビニール袋に入れ、冷蔵庫に立てて入れておきます。
こうすれば、一週間は元気です。

アスパラさんとどうお付き合いするか、嬉しい悩みになりそうです。
細かく刻んでリゾットとか、茹でてフードプロセッサーにかけてポタージュスープ、なんていうのも悪くない。
でも、我が家は、アスパラの姿かたち・食感を感じる食べ方の方が、圧倒的に好きです。
「せっかくのアスパラを刻んでしまうなんて」
と、ちょっぴり貧乏根性も入っているのかもしれません。苦笑

ともあれ、目にも舌にも美しいアスパラガス。
大事に美味しくいただこうと思います。


☆この夜のお献立;
お野菜の豆乳グラタン、アスパラとチキンのお月見パスタ、塩茹でアスパラ。梨。KIZANワイン(白)

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お月見パスタ

【アスパラとチキンのパスタ】

1)ポーチドエッグを作る。温泉玉子でもよい。

2)アスパラガスは根元の皮をそぎ、ひと口大に切る。鶏肉もひと口大に切る。

3)フライパンにオリーブ油とにんにくのスライスを入れ、ゆっくり加熱する。アスパラガス・アンチョビー・白ワインを入れて炒める。

4)パスタをアルデンテ一歩手前に茹でる。

5)茹で上がったパスタを3)のフライパンに入れ、煮汁少々も加えて、炒め合わせる。塩コショウ、パスメサンチーズを加える。パスタをお皿に盛り、ポーチドエッグを上に乗せてできあがり。

ポーチドエッグを崩して、パスタを混ぜながら食べます。黄身がソースのようにパスタに絡みついて、お皿の上でカルボナーラのようになります。美味し〜い♪


お野菜の豆乳グラタン


お野菜の豆乳グラタン。
うしろに見えるのが、KIZAN WINE
生産本数がとても少ない稀少ワインです。
フルーティーかつ力強さもあり、とても美味しい白ワインでした。

魚屋さんの悩みと中トロ。

主役は魚屋さんのお刺身


台風の余波で、今日も体調不良。
正直なところ、お献立を考えるのも、ごはんを作るのもしんどい。
かといって、買ってきたお惣菜や店屋物を食べる気分にもならないし‥。
こんなときの強い味方は、お刺身。
夫に帰りがけにお買い物を頼んだ。

いつもの魚屋さんに寄った夫は、「あ、そうそう」と、店の奥さんに話しかけた。
先日のアジ、フライにしたら、柔らかくてジューシーでとっても美味しかったです」
「まあ、ちゃんとアジフライ作ったんですか。よかったよかった」
奥さんがちょっと驚いた顔をした。
夫は一瞬、話が見えなくて、答えに窮していると、ご主人もわざわざ奥から出てきた。
「いらっしゃい。アジフライしたんですか。揚げたてはウマイよねぇ。でも最近は、自分で作る人が少なくてね」
「そうなのよね。ほら、スーパーで揚げたのを売っているでしょう。そういうのを買うみたいなんですよ」
「ウチもすぐにフライにできるよう、おろして骨を取って売ったりしているんだけど、なかなかね。揚げたてのウマイのを食べて欲しいと思うんですけれどね、これも時代ですかな」
三人は、ほんとにおいしいのにねぇ、と呪文でも唱えるみたいに口々に言って頷いた。

魚屋のご主人が気を取り直すように、元気よく言った。
「ところで、ご主人、何のお刺身にしますかね」
「この白身、マトダイにしようかな」
「ハイよ。中トロはどうです?極上だよ。900円のところを、もう仕舞いの時間だから、半額にしときますよ」
「じゃあ、それも」

そんなわけで、今夜の食卓の主役はお刺身。
半額の中トロは、腕のいいお寿司屋さんで握ってもらいたいくらいの美味でした。


☆この夜のお献立;
お魚屋さんのお刺身(マトダイ・中トロ)、かぼちゃとししとうのお煮物、焼き茄子の寒天添え、ぬか漬けと昆布佃煮、寒天のところてん風、白粥。梨。

昔風インスタントみそラーメン。

札幌一番みそラーメン


台風。
気圧の激変に、カラダがギシギシみしみし、悲鳴をあげそうです。
そんなわけで、夜ごはんもカンタンに。

久しぶりのラーメン。
札幌一番みそラーメンです。
カップめんもおいしいのが出ているけれど、袋めんも捨てがたい。
夫がお野菜いっぱいのっけて作ってくれました。


☆この夜のお献立;
寒天サラダ(もやし・わかめ・かぼちゃ)、札幌一番味噌ラーメン。梨。
コックさんには、チーズ&クラッカーと赤ワインがつきました。

トップスのチョコレートケーキ。

トップスのチョコレートケーキ


昔からあるトップスのチョコレートケーキ。
初めて食べたのは、中学生の頃だった。

お菓子の話をしていたら、センスのいいクラスメイトが
「トップスのチョコレートケーキって知ってる?最高だよ」
と教えてくれた。
その週末、母と出かけたデパートで、偶然、直営店をみつけた。
「お誕生日じゃないけれど買ってください。お願い!」
わたしはめずらしく、母におねだりした。
初めて口にしたその味は、ホントにとってもものすごく美味しかった。
ふわふわのスポンジ、サンドされているクリームの中には香ばしいクルミ。
チョコレートクリームは、その頃まだ主流だったバタークリームなんかじゃなくて、軽やかでミルキーな生クリームでできていた。

翌日、彼女に興奮気味に報告した。
「トップスのチョコレートケーキ、食べたよ!すっごく美味しかった」
「でしょう。あれ、大好きなんだ。とろけるよねぇ」
「家族みんなおいしいって大喜びだった。でもね、お母さんに『お誕生日ではないのだから特別ね』って言われちゃった」
「ははは、あたしだって、お誕生日とかお客さんがあるときしか買ってもらえないよ」
「へぇ、ミホちゃんちでもそうなの」
彼女の家は、おそらくわたしの家よりお金持ちのはずなのに。
「そりゃそうよ。うちの親ったらね、中学生が甘いものばっかり食べたら、バカになりますよ、だって。だからね、大人になったら、自分のお金で、毎日トップスを食べるんだ。」
彼女はへへへ、と笑った。
きっとそうしようね、とわたしたちは右手と右手で、パチンと約束のタッチをした。

もうかれこれ二昔以上前の話だ。
あの彼女はどうしているだろうか。
自分の子供に、トップスのチョコレートケーキを買ってやっているだろうか。
オトナになって、もっと美味しいチョコレートケーキをいくつも食べたけれど、やっぱりトップスのはほっとする。
ママの手作り風な、優しさを感じる味だからかもしれない。


■Top's / トップス
都内直営店のほか、関東を中心に全国に取扱店あり。
ケーキ宅配センターでお取り寄せ可。


ブタでできたブタ

おまけ。
チョコレートケーキを買ったデパ地下でみつけたコブタさん。
ブタの皮でできているんですって!

とびっきりのアジフライ。

アジフライ定食


アジフライが食べたいね。
と、近所のお魚屋さんへお買い物に行った。

古ぼけたストアーは、昼間でも薄暗い。
シャッターの下りた店々の奥で、裸電球とショーケースの青白い光が、ひっそりとお客を待っていた。
「いらっしゃい。今日は何にしましょうか」
ぼんやりと店番をしていた奥さんが、すっくと立ち上がって笑顔をむけた。
真っ白い割烹着がまぶしい。
「こんにちは。アジフライをしようと思うんだけど」
「とてもいいアジが入っていますよ。今アジはおいしいからねぇ。どのくらいにしましょ?」
ええと、と口ごもっていると、奥さんはさっと夫とわたしを見た。
「大人二人なら、これ一匹で十分ね。フライにしやすいよう、さばいておきましょうかね」
お願いします、というよりはやく、ショーケースの裏側から声がした。
「アジ一匹、あいよッ」
いつも元気のいいご主人だ。今日は姿が見えないから、いないのかと思った。
あっという間に、大きなアジがさばかれた。
お代を払うと、ご主人も出てきて、「まいどありがとうございましたッ」と夫婦で見送ってくれた。

家に帰って、さっそくアジフライにとりかかる。
くるりと巻かれた新聞紙を広げると、分厚い切り身が4切れ。
小骨まできれいに取ってあった。
土曜の昼下がり、夫と並んでキッチンに立つ。
わたしが衣をつけて、夫が揚げる。
「アジフライ定食にしてね」という夫のリクエストに応えて、千切りキャベツ、きゅうりのぬか漬け、しじみのお味噌汁を用意した。

「いただきまーす」
サクッ、ふわっ、ほろっ、ジューシー!
アジフライから、肉汁ならぬ魚汁が染み出る。
ほんのりした甘さがあり、その奥にアジの旨みが深々と横たわる。
「おいしいねぇ」「ほんとにねぇ」
いっしょに揚げたおナスのフライも、とても美味しかった。
サクサク衣の中から、とろりと甘いおナスの果肉が現れる。
アジフライ好きの夫、ナスフライ好きの妻。
ふたりとも唸りっぱなしの満腹お昼ご飯だった。


☆お昼のお献立;
アジフライ定食(アジフライ・お茄子のフライ)、きゅうりのぬか漬け、シジミのお味噌汁、寒天のお酢の物。

加茂茄子のレンジ蒸し。

蒸し加茂茄子


お茄子(なす)が好きです。
ぬか漬けにはきゅうりとともに欠かせないメンバーだし、焼き茄子はお酒にたまらない。
ほかにも、お出汁でじんわり煮るとか、甘辛く煮付けるとか、フライや揚げびたしにするのも、大好き。
麻婆茄子もシビれるし、トマトソースでパスタもウマイし‥‥エトセトラエトセトラ。

さて、今夜は丸なすの代表選手「加茂茄子」を食べましょうか。
加茂茄子は肉質がきめ細かい、とても美味しいお茄子です。
京野菜のひとつですが、現在では京都・大阪のほか、千葉・新潟・高知などで生産されているようです。

ホントは、田楽にしたいところですが、
お茄子を揚げるとかなり油を吸うので、今日は止めておくことに。
その代わりに、ローカロリーの蒸し茄子です。
電子レンジで簡単に作ります。
簡単すぎて申し訳ないくらいなのだけど、
加茂茄子サマのおかげで、とろりと甘い素敵な一皿になりました。


☆今夜のお献立;
蒸し加茂茄子、かぼちゃとししとうの甘味噌炒め、アジのお刺身、だし巻き玉子(レシピ)、ぬか漬け、ざるそば。枝豆、ピオーネ。


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【蒸し加茂茄子】の作り方;

1)おナスを半分に切ってから、2〜3センチ厚に切る。

2)耐熱皿におナスと鶏ささみを並べる。ささみにお酒をふり、全体にお塩・ごま油をふる。

3)ラップをして約10分加熱する。ささみは8割ほど火が通ったら、途中で取り除く。あとは余熱で。
→ささみの大きさによって加熱時間を調節。

4)ささみをこまかく裂く。

5)タレを作る。お醤油・米酢・お砂糖・水少々・おろし生姜をよく混ぜ合わせる。
おナスの上にささみ、刻みねぎを乗せ、タレを全体にかける。

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【かぼちゃとししとうの甘味噌炒め】の作り方;

1)かぼちゃは細長く切る。ししとうはガクを取り、食べやすく切る。

2)かぼちゃをごま油で炒める。柔らかくなったら、ししとうを加える。

3)お砂糖・お味噌・お酒を入れて、よく混ぜ合わせてできあがり。

※崩れたかぼちゃがししとうによく絡んで、お肉を入れなくても、食べ応えが出ます。

かぼちゃとししとうの甘味噌炒め

美しいお茶の時間(2)〜春日の豆

春日の豆


美しいものふたつめは、「春日の豆」。
京都にある「すはま」の専門店のお菓子です。
お値段は手ごろなのだけれど、通販・地方発送をしていません。
店舗を訪れた人だけが買える貴重なお菓子なのです。
これを買った人も、夕方に訪れたら売り切れで、予約して翌朝、あらためて買いに行ったそう。

「春日の豆」は「すはま(洲浜)」の生地を、親指大にちぎったものです。
親指といっても、女性の親指の大きさ。
はんなりとした女性が、ほっそりした指で小さな口にそっと運ぶのが似合う、そんなお菓子です。

「すはま」は、大豆粉を飴蜜で練り上げたもの。
きなこと別の洲濱粉という、大豆を浅く炒った粉を使います。
飴の良し悪しも味を左右するそうで、植村義次さんでは金沢の「俵屋」の飴を使っているそうです。

大豆の油分で、和菓子にしてはこっくりした味わいがありながら、さらりとした後味です。
お抹茶やお煎茶がしっくりとなじみ、ほんとうにしみじみ美味です。

そら豆を模した風で、実はお多福をも模しています。
京都の町屋の屋根裏では、お多福の福面を飾って家を守ってもらう風習があるそうです。
縁起物のお菓子ともいえるかもしれませんね。


御洲浜司「上村義次」
京都市中京区丸太町通烏丸西入常真横町193
tel/fax; 075-231-5028

※「上村義次」について詳しいページ;
http://www.kyomeibutuhyakumikai.jp/uemurayoshithugu.htm
http://www.geocities.jp/kyo_gasi/suhama/suhama.html

美しいお茶の時間(1)〜ハワイ・レピシエ

美しいものをいただきました。

ハワイ・レピシエの紅茶


ひとつめ、レピシエのハワイ限定紅茶。
左から、ALOALO、HUA KI、MALAMA。

ALOALOは、ダージリンとアッサムのブレンドにハイビスカスを混ぜてあるもの。
色がとても美しい。ハイビスカスのビタミンCで、美肌にもよさそうです。
HUA KIは、ブラックティにマンゴー・パパイヤ・パイナップル・パッションフルーツのフリーズドライ果肉が入っています。
南国をそのまま閉じ込めたようなフルーティーな香りは、ほんとにうっとり。
MALAMAは、バニラの香りをつけたチョコレート・ティにマカデミアナッツを混ぜたハワイらしいお茶。
甘い香りの中にバニラやチョコやナッツが見え隠れするけれど、お茶の味はすっきりです。

どのお茶もとても美味しくて、今イチバンのお気に入り。
この夏中、大事に大事にいただきました。
ホットでもアイスでも美味しいの。
特にHUA KIとMALAMAは香りが甘いので、ほんのすこしお砂糖を入れると、スイーツを食べたような気分になって、幸せ。
ダイエットにもいいかも?


■レピシエ ハワイ店;
L'EPICIER / ALA MOANA CENTER 808-941-5500

妻の成績80点。

蒲焼きと寒天サラダ


夫の健康診断が終了しました。
詳しい検査結果は後日ですが、検査当日に簡単な仮報告書をもらえます。
年に一回のこの日は、妻のわたしにとってもドキドキ。
まるでテスト結果を発表される気分です。
だって、主婦として日々の食を通して、夫の健康管理をしているのは、わたしですからね。
最も気になるのは、食生活がダイレクトに反映される血液検査。
結果は‥‥

すべて正常値!ぱちぱちぱち。
特に総コレステロール、中性脂肪、HDL(善玉)コレステロール、BMI値がOKで安心しました。
(具体的な数値は「コジンジョウホウ」だから書かないよ)

わたしの採点としては、80点かな。
マイナスポイントは;体重がもうすこし減っているとヨカッタ(-10)、
中性脂肪ももうすこし減るとなおよし(-5)、
HDLコレステロールも正常値だがやや少ない(-5)
‥‥というわけで、マイナス20、で80点。
仮報告書に「よくできました。続けてがんばりましょう」のスタンプを押そうかと思います。

大事なのは、テスト前だけでなく普段の勉強、あ違った、普段の食生活ですよね。
今後もこの調子で続けなくっちゃね。

モットーは、
「ベースはヘルシー和食、ときどき揚げ物・洋食。
平日おうちごはん、休日たまに外食。」です。


☆今夜のお献立;
茶粥。うなぎの蒲焼き、寒天サラダ(きゅうり・わかめ・もやし・青海苔)、スイカと茗荷の梅酢漬け、冷奴。