産地直送の贅沢、淡竹と絹さやお豆。

「農家をしている親戚から、山ほどもらってきたから、おすそ分け」
と、友人からタケノコと絹さやえんどうをいただきました。
産地直送というだけでも贅沢だと思うのですが、そのタケノコと絹さやがちょっと珍しいものでした。

タケノコは、いわゆる筍として八百屋さんに並ぶ孟宗竹ではなく、しゅーっと細長い淡竹(ハチク)です。
孟宗竹が終わる頃に出てくる5月が旬で、九州や関西に多い竹です。
孟宗竹はまだ地中にあるものを食べますが、淡竹は地表に出たばかりのものを食べます。
アクが少ないので、採ったその日なら、米ぬか無しで茹でてOK。
細いから、すぐ茹で上がるのも魅力的。
茹でたお湯に浸したまま、常温までゆっくりと冷まします。
淡竹という字のごとく、淡いクリーム色で、お味も淡白ですが、風味があって上品な旨みがあります。

もうひとつのいただきものの絹さやは、育ちすぎて中のお豆さんがぷくぷくに膨らんでいるもの。
店頭には出せないものですが、サヤとお豆さんと両方楽しめます。
同じお豆さんでもグリーンピースなどはサヤが固くて食べられませんが、こちらはもともと絹さや。
硬いスジを取れば、もちろんサヤも食べられるわけで、ちょっとお得な気分です。
塩茹でしたら、サヤもお豆さんもやわらかくて、とても甘かった!
というわけで、今夜は淡竹とぷくぷく絹さやが主役のごちそうです。
生の淡竹は、タテに切り込みを入れてアルミ箔に包んでホイル焼き。
蒸し焼き状態になって、ぎゅっと閉じ込められたタケノコの香りの甘みが、食べるときに一気に開きます。
お塩をほんのすこしふるだけで、余計な味つけは何もいらない、いえ、何もつけてはタケノコに申し訳ないくらいと思うくらい、豊かな味でした。
茹でた淡竹はパスタに。
絹さやのサヤを千切りにしたのも入れたので、初夏を満喫する贅沢なパスタになりました。
で、その絹さやの中のお豆さんは‥‥新じゃがとスープ煮になりました。

世の中にはいろいろな贅沢があります。
幸せと同じで、何をもって「贅沢」と感じるかは、人それぞれ。
食いしん坊のわたしは、季節を美味しく食べることは、最高の贅沢のひとつだと思うのです。
美味しいおすそわけ、どうもありがとう。
この気持ち、親戚の農家さんにもお伝えくださいね。
☆6月3日(土)のお献立;
淡竹(はちく)と絹さや・トマトのパスタ、じゃがいもと絹さやお豆のスープ煮。メロン。ワイン。
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