鎌倉山ローストビーフと裏切り。

やわらかくておいしいローストビーフ


実家の母と、「鎌倉山ローストビーフ」でランチをいただきました。
ここの和牛ローストビーフは、母のお気に入りなのです。
口に入れると、お肉の甘みとコクが舌に寄り添うように溶け出し、ゆっくりかみしめると、極上のソファのような弾力があるやわらかさ。
ゆったりと明るい日差しがまわる店内は、大人のお客たちで静かな賑わいに満ちていました。
夫婦らしきカップルや女性のグループのほか、ひとりでゆっくりお食事を楽しむ品のよい老婦人や老紳士をよく見かけるのも、このお店の特徴です。

ローストビーフは、山高帽のようなコック帽のシェフが、大きな大きな塊を目の前でスライスして盛り付けてくれます。
ソースはグレイビーソースと和風ガーリック醤油のいずれか。
母もわたしもグレイビーソースが好み。
あっさりして控えめなソースが、ローストビーフの味をいっそう引き立てます。
お皿の左奥、じゃがいもの隣にマッシュポテトのように見えるのは、ホースラデイッシュ(西洋わさび)。
酸味のある爽やかな辛味は、ローストビーフにはなくてはならないアクセントになります。



コンソメ雑炊もおいしいです

もうひとつのお楽しみは、コンソメ雑炊。
琥珀色に透き通る美しいスープで、ぱらりと炊かれたご飯ととびっこの粒々した食感が楽しい一皿です。


食後のコーヒーをいただく頃には、お腹も心もすっかり満足。
「とっても美味しかったわね」
母の嬉しそうな顔が、なによりのご馳走でした。
数ヶ月に一度の母と娘の贅沢ランチ、親孝行も兼ねて、またそのうち来るといたしましょう。



‥‥その夜。
鎌倉山に行ったと聞いた夫は、
「ひどいなあ、ボクなんて、お外で牛さん食べないよう、すごく気をつけているっていうのに」
と口をとんがらせました。
我が家には、BSEリスクを避けるため、よほどのことでない限り(=信用のおける店でふたりで国産牛を食べる場合を除く)、「お外で牛肉はご法度」という、暗黙のルールがあるのです。
つまり夫は、ローストビーフを食べたかったというよりは、わたしが“裏切った”ことがショックだったらしい。
「キミだけBSEになっても知らないから。ボクもお外で牛肉食べちゃうぞ。ぷんっ」
はいはい、申し訳アリマセンね。
こんどいっしょに、安全で美味しいステーキでも食べに行きましょうね。


実はわたしだって、お昼から贅沢したのと“裏切った”ことに、ちょっぴり良心がチクッとしなかったわけではありません。
なので、夫にはお寿司を買って帰りました。

これも美味しかったです

テイクアウトのお寿司だけど、美味しかったです。



鎌倉山ローストビーフ 玉川店
ランチは3150円から(オードブル・特選和牛ロースのローストビーフ・特製コンソメ雑炊・サラダ・コーヒー)

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