特売の甘塩鮭をおいしくする方法。

特製鮭定食。おいしいよ!


スーパーへ塩鮭を買いに行きました。
おむすびの具になる、塩気の効いたのが欲しかったのです。
ところがあいにく、この日は塩鮭はなくて、代わりに甘塩鮭が特売でした。

脂の乗ったなかなか美味しそうな鮭だけど、どうしよう‥。
迷っていたら、背中から「この鮭、美味しいわよ」と、声をかけられました。
ふりかえると、60代前半くらいの小奇麗な女性。
知らない方です。
彼女はビニール袋に鮭を5〜6切れ、さっさと詰め込みました。
「あのう、これ、おむすびの具にもダイジョウブかしら」
わたしは思い切って訊いてみました。
おばさんはにっこり笑って、愛想良く応えました。
「そうね、このままだと塩気が足りないから、ちょっと手を加えてやるといいわよ。甘塩もちゃあんと塩鮭になるから。ウチはいつも甘塩をまとめ買いして、そうやっているわよ」
「へぇ、知らなかった。どうするといいんですか」
わたしは純粋に教えを請う気持ちと、おばさんともうすこし話したい気持ちと、半々の気分になっていました。
おばさんは得意がるでも、エラぶるでもなく、ごく当たり前のようにさらりと教えてくれました。
こうこうこうしてね‥ね、簡単でしょ。
なるほど!

「美味しくできるから、ぜひやってごらんなさい」
そう言うと、おばさんはさっとあたりを見回し、手を口に当てて小声で付け加えました。「ね、特売の甘塩で十分よ」
ありがとうございます、と頭を下げている間に、おばさんはもう次の売り場へと立ち去っていました。

というわけで、今夜は塩鮭。
もとい、裏ワザで変身させた“特売”の甘塩鮭です。
何も知らない夫は、「この塩鮭、おいしいねぇ」と、骨や皮についた身まで丁寧につついていました。
美味しいのはホント、ちょっとびっくりするくらい。
もともとが甘塩鮭なので、身が柔らかく甘みがあるのですが、裏ワザのおかげで、ほどよい塩味が中までちゃんと染みています。
脂の乗っている割には、脂臭さもありません。
これで鮭のおむすびにしたら、きっとさぞかし美味しいことでしょう。

おばさん、どうもありがとう。



【甘塩鮭を塩鮭にする方法】

1)鮭に塩小さじ1を表裏にまんべんなくすりこみ、5〜10分おく。
2)さっと洗い流す。 → この1)と2)の工程を2〜3回繰り返す。(わたしは2回でちょうどよかった)
3)キッチンペーパーで水気を拭き、ごく軽く塩をふって普通に焼く。

中までほどよく塩気が染みます。
ついでに、お塩をしてしばらくおくことで、鮭の身がひきしまり、同時に魚の臭みも逃がすので、より美味しくなります。
特売の甘塩鮭を見かけたら、ぜひお試しを!



☆7月9日(日)のお献立;
塩鮭、鶏むね肉と長ねぎの甘辛焼き、おくら梅、お茄子とパプリカの焼きびたし、お豆腐のお味噌汁。桃♪

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