お粗末だけど幸せなナポリタン。

一週間の疲れが汗のように噴出す金曜の夜。
体調があまり良くなくて、限りなくお夕飯作りをパスしたい気分でした。
カエルコールをくれた夫に、さりげなくそれを伝えようと試みました。
「ごはんだけど、お寿司とかお弁当を買ってくる、っていうのはどう?」
「うーん、そういう気分じゃないなぁ」
さりげなさすぎて、こちらの真意がいまひとつ伝わっていない模様。
「じゃあ、ラーメンとかおうどんは?」
「うーん、今週はかなりがんばって仕事したのに、それじゃあちょっとなぁ。もっと美味しいものが食べたいな」
「ええと、ええと‥(だいぶ困るわたし)‥‥ナポリタンは?」
「ああそれはいいね。お昼パスタだったけれど、ナポリタンならいいよ。ほかには何もいらないからね、作るのはそれだけにしてください」
「わかりました。ワイン、用意しておくわね」
電話を切ってから、気がつきました。
夫は途中からか最初からか、わたしの状態を察していたに違いありません。
そんなわけで、今夜はナポリタン。
ほんとにそれだけ、サラダも無し。
でも、ただのナポリタンではつまらない。
そこで、こちらの気分を察してくれた夫に感謝の意もこめて、具をちょっぴりフンパツしておきました。
トマトにお茄子、玉ねぎ、にんにく、インゲン、ピーマン、ウインナー。
それらをざっと炒めて、ケチャップとバルサミコ酢で味を調え、仕上げに粉チーズとオリーブ油をぱぱっとふりかけます。
「お待たせしました。ホントにこれだけよ」
と、お皿を並べました。
いただきます、とひとくち運んだ夫はにっこりしました。
「あ、美味しい。ウマイよ」
お粗末さまでございました。
☆9月15日(金)のお献立;
具沢山のナポリタン、巨峰。赤ワイン。
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