スウェーデンのパンケーキ。

パンケーキ!ああ、なんてうっとりする響きなんでしょう。
わたしが小さい頃は、パンケーキは遠い外国の食べ物。
なにしろ、「ちびくろさんぼ」に出てくる、トラのバターのホットケーキを夢見ていた頃です。
お母さんが焼くホットケーキより美味しいのかな、ホットケーキとは全然違うのかな、とぼんやり想像していました。
大きくなって、外でパンケーキを食べる機会がありましたが、薄っぺらい味であまり感動はありませんでした。
いつか外国で、本場のホントの、とびきり美味しいパンケーキを食べてみたい…。
ところが、そんなささやかな願いを実現する前に難病にかかり、外国へ行くことは難しくなってしまいました。
しばらくパンケーキから遠のいていたのですが、とあるニューヨーカーのブログで恋心が復活しました。
彼はたびたび、朝食にパンケーキを食べるのです。
薄くて小さなパンケーキはトランプみたいに何枚も重ねられ、メープルシロップやアイスクリームがトッピングされ、ときにはカリカリ・ベーコンと目玉焼きが添えられていることもありました。
ある日の記事で、パンケーキの秘密が明かされました。
『いつもぼくのパンケーキに、おいしそう!とたくさんコメントをくれてありがとう。でも、実はミックス粉を使って焼いているんだ。だから、残念ながらレシピはない。ぼくが愛用しているのは、このブランド。アメリカではとってもポピュラーなミックス粉です。興味があったら使ってみて。きっとおいしくできるよ。』
それが、ビスクイック(Bisquick)でした。
(この話は、過去の記事に書いています。ココとココ)
以来、パンケーキといえばアメリカ、イコールBisquick、そう思っていました。

ところが、パンケーキとひとくちにいっても、世界は広いらしい。
外国帰りの友人から、また違うブランドのミックス粉をいただきました。
Lund's Swedish Pancake Mix 、北欧スウェーデンのブランドです。
友人によると、北欧やロシアではパンケーキにキャビアを乗せるなんていう、ゴージャスな食べ方もあるらしい。
「できるだけ薄ーく焼くのがコツです!」というアドバイスにしたがって焼いたら、まあなんて美味しい!!
Bisquickほど塩気がなくて、ふんわりやわらかな風味。
甘いソースはもちろん、ソーセージやキャビア(さすがにこれはナイけど)にもいい。
例のニューヨーカーには申し訳ないけれど、わたくし的には Lund's > Bisquick です!
大事に大事に楽しんでいたのですが、とうとう無くなってしまいました。
困った困った、日本でも手に入らないかしら。
だいぶさがしましたが、国内ではお取り扱いがない模様。(→amazon.comにはあるんだけど)
ミックス粉がないなら、自分で配合して作るしかありません。
スウェーデン・パンケーキについては、Swedish Pancakes 3.0 というサイトに詳しく紹介されています。
それによると、スウェーデン・パンケーキのときの飲み物はミルク!だそうです。
パンケーキにはバター、ジャム(好きなジャムでOKだけど、リンゴンベリージャムだとよりスウェーデンっぽい)、シロップ、ホイップクリームやアイスクリームなど、何でも好きなものをトッピングするようです。
決まりはない、美味しく食べればそれでよし。
ただし、焼きたてを食べること。
あんまり美味しくて、止まらなくなっても知らないよ。
そんな感じで、楽しくわいわいと食べるようですね。
作り方も書いてあるから、そのうちチャレンジしてみようと思います。
材料は、新鮮な牛乳とおいしい小麦粉、新鮮な卵、塩とバター、それだけ。
ん?それだけ?
これじゃあ、トラのバターのホットケーキと変わりないような…。
いや、焼き方が違うと味もまったく違うのよ、だって、パンケーキとホットケーキが同じだなんて…はずが…ないわよね?
そう思ったら、嬉々として購入したパンケーキ・パンが、ちょっぴり恨めしくなってきたのでした。
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