週末の幸せは、贅沢なおうちブランチ。

お弁当づくりの早起きから開放される、週末の朝。
もう日が高く昇っているのはわかっているけれど、ベッドの中で惰眠を貪るのはとても幸せ。
温泉につかっているみたいな心地よさです。
あともう30分、ううん15分だけ、ぬくぬくしていよう。
と思ったものの、悲しいかな、空腹には勝てず。
のろのろリビングへ行ったら、ハラペコの夫とイヌはとっくの昔に起床したらしく、電池切れで伸びていました。
わたしの顔を見るなり、「ごはん♪ごはん♪」と一人と一匹は、さかんにしっぽを振って催促します。
「ダイジョウブ、おいしーいごはんは、すーぐできますよ。待っててね」
それから15分後、カップに温かいダージリン・ティーが注がれます。
イヌもハウス(犬舎)で、いただきますのスタンバイ。
食卓には、色鮮やかな料理が並びました。
ぱらりと炊き上がったエビとアサリのパエリヤ、じゃがいもと玉ねぎがぎっしり詰まったトルティーリャ(スペイン風オムレツ)、パプリカのマイルドな辛味が効いたお豆のサラダ、やさしい山吹色のスープはさつまいもと人参のポタージュ、フルーツは真っ赤ないちご。
「おお、朝から豪華だね。すごくうまそうだ」
「ふふふ、ホントのことをいうと、これ全部昨日の残りなの」
「わかってるよ。でも、そんなことはいいんだ。朝からゆっくり美味しいものを食べられるっていうのは、かなり贅沢だと思わないかい。優雅な気分になる」
そうねそうね、とわたしは三回くらい頷きました。
平日はどうしたって、こんなふうにはいかないものね。
なんて、夫婦の会話を楽しんでいたら、ウウッワン!と催促の声が。慌てて、
「さあさあ、朝から長らくお待たせしましたね。どうぞ召し上がれ」
と言って、二人と一匹は幸せなブランチにつきました。
ただし、イヌはゆっくり食べるなんて気はさらさらなくて、一気にがっついたし、
幸せな残り物は、微妙に二人分には足りなくて、おととい買ったバターロールも食べたし…。
お腹いっぱいで幸せな気分になったけれど、お世辞にも「優雅」とはいえないブランチ風景でありました。
で、幸せな残りものの原型はというと、コレ。

お仕事の打ち合わせで来客があったので、遅いランチをこしらえて、お客さんにお出ししたのでした。
お仕事でもお友達でも、もちろん家族でも、誰かのためにお料理していっしょに食べるのは、ほんとに楽しい。
わたしにとって、幸せのもとのひとつです。
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