鰻とは贅沢な滋味なり、「神田きくかわ」上野毛店。

神田きくかわ 大根の旨煮


義妹を連れて、鰻を食べに出かけました。
我が家の好きな「神田きくかわ」、上野毛店です。
朱塗りの壁と墨色の屋根が印象的な数寄屋造りの一軒家で、のれんをくぐる前から、これから始まる美味なひとときへの期待が高まります。

わたしと義妹が注文したのは、「きく膳」。
一の膳には、ふっくらと焼かれた白焼のほか、写真の大根のうま煮などがつきます。
うなぎは蒲焼も好きだけれど、わさび醤油で楽しむ白焼きも大好き。
白焼きが美味しかったのはいうまでもないけれど、特筆すべきは大根。
乳白色の大根は見るからにやさしく、口に含むと淡い甘さを残して、積もりたての雪みたいにするするふうわりと溶けました。





神田きくかわ 鰻ハムと鰻のたたき

こちらは、夫が注文した「殿膳」の一の膳。
小ねぎが山盛りになっているのは、鰻のたたきです。
ポン酢ともみじおろしてさっぱりと。
右に見えるくるくる巻いたものは、鰻ハム。
うなぎの濃厚な旨みと、白焼きに通じるさっぱりした旨みのコンビネーションが美味しい珍味です。





神田きくかわのうな丼。ウマイ!!


二の膳は、どちらのコースもうな丼です。
(写真は、向かいに座る義妹のお膳をこちら側から撮影したもの。)
あれほど暴れそうだった空腹は、実は、一の膳で既に落ち着いてしまいました。
が、これを目の前にしたら、そんなことは雲散霧消。
代わりに、入道雲のごとく、むくむくと食欲がわいてきました。

色ツヤよく、こんがりふっくら焼かれた鰻は、ほどよく脂がのり、ほどよく脂が落ち、硬軟濃淡すべてのピースがぴたっとはまった美味でした。
全部は食べきれないかもしれない、と内心びくびくしていたのですが、ご飯粒の最後のひとつまできれいに平らげました。
わたしにしては(きくかわの鰻といえども)、かなり珍しいこと。
どうやら、からだが欲していたようです。

というのも、このところ寒さだの疲れだので少々体調不良が続き、口内炎にも悩まされていました。
それがこの翌日、気がついたら、頑固だった口内炎がすっかり消えているではありませんか。
それこそ、デリートキーで消したみたいに。
栄養ドリンクじゃあるまいに、と苦笑しつつも、鰻サマサマを実感したのでありました。
ついでにいうと、仕事で心身とも疲労困ぱい気味だった義妹も、だいぶ回復したようで、元気に帰りました。
ま、こちらは鰻効果とキング・マイローさんの癒し効果、両方でしょうけれど。

いずれにしても、うなぎとはげに滋味な喰ひものなり。



神田きくかわ 上野毛店
世田谷区中町4-20-13 / tel; 03-3705-3737 / 月曜定休
週末は混みます。予約する方がよいでしょう。
わたしたちがいただいた「きく御膳」「殿御膳」とも、5700円。
コースメニューのほか、う巻き、うなぎの骨のから揚げなどもオススメです。

※「神田きくかわ」については、古いブログでも書いています。
よかったらご覧ください。→ コチラコチラ


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